引越しは自転車の防犯登録が必須 全国共通の手続き方法

防犯登録を行うべき理由

自転車を入手後、防犯登録を必ずやるべき理由は警察が自転車と持ち主を照合・確認しやすいからです。警察官がすぐに確認できるため、窃盗されるリスクを下げることができます。万が一窃盗被害にあっても防犯登録されていれば発見次第すぐに持ち主へ連絡されるようになっています。

また、自分が正当な手段で購入した自転車であることを明確に証明するためにも防犯登録が必要となります。窃盗された自転車は登録情報を照会できないようにシールがはがされていることも多いです。しかし、警察でもその手口を把握しているので「登録シールが貼られていない自転車＝不審な点がある自転車」と認識し積極的に職務質問を行います。

引越しする場合

自転車の防犯登録は都道府県単位で管轄しています。そのため、引越しでお住まいの都道府県が変わる場合、防犯登録も手続きが必要です。

＜例：大阪→東京へ引越しする場合＞
1）防犯登録を抹消するための手続き
新規購入時に防犯登録をした店舗もしくは最寄りの警察署で行います。
必要なものは以下のとおりです。

• 自転車
• 身分証明書
• 登録時に交付された防犯登録カードの控え

2）新しい住所を管轄する都道府県で新規防犯登録
新規購入したときと同様の手続きを行います。防犯登録制度を運営する団体の加盟店となっている店舗で登録可能です。

• サイクルショップ
• 自転車を取り扱っているホームセンター
• 自転車の取り扱いがあるスーパー

など

ネット通販・フリマアプリを利用して入手した自転車も当然防犯登録が必要です。最寄りの自転車防犯登録所を探して直接依頼しに行きましょう。

＜防犯登録の際に必要なもの＞

• 防犯登録したい自転車
• 身分証明書
• 防犯登録料：東京都の場合660円

※外国籍の方の場合、外国人登録証明書が必要です。
※自転車の保証書・自分が購入したことを証明できるものを求められることもあります。

サービスのよいサイクルショップであれば、購入先がその店舗ではない自転車でも防犯登録と併せてメンテナンスしてくれることがあります。信用できるショップの可能性が高いため、自転車のことで困ったら相談してみてください。

3）引越し先が同じ都道府県内のとき
防犯登録情報の内容変更手続きを行います。防犯登録指定所として登録・掲示されている店舗であれば手続きが可能です。
必要なものは以下のとおりです。

• 自転車
• 身分証明書
• 登録時に交付された防犯登録カードの控え